1日に7,000万回も「なんで?」と子どもが聞かないようにさせるための魔法の答え方

1日に7,000万回も「なんで?」と子どもが聞かないようにさせるための魔法の答え方

私たちは子どもが「なんで?」と聞く本当の理由を理解していないかもしれません。子どもが疑問を感じる本当の理由について説明します。そして毎日、子どもが何度も「なんで?」と聞かないようにさせるための魔法の答え方をご紹介します。

私はスーパーにある子ども用のカートが好きだったり、憎たらしく思えたり、子ども用のカートに愛憎の入り交じった気持ちを持っています。

よちよち歩きだった私の娘が子ども用の小さなカートに向かって行き、いつもよりぴんと立ち上がろうとするのは微笑ましいです。

この世で一番大事な仕事をしているかの様に、娘なりにきちんとお店の商品をカートに入れようとしているのも愛らしいです。

お店にいる人たちにカートをぶつけないように、スピードを出したまま曲がってお店の商品に衝突し、商品を床に落としたり、今週のセール商品として綺麗に並べられているワインにぶつかったりしないよう、私の娘がカートを押すたびに注意しなくてはいけないのはこりごりです。

今は、この愛憎入り交じった感情に新しい発見が加わっています。

娘の昼寝の時間の少し前にお店に立ち寄った時のことです。数週間前の週末のことでした。娘のBaileyは、遊園地にあるバンパーカーに乗ったつもりでカードを動かしていました。

赤ん坊のCharlieを背負いながら、危険と隣合わせのBaileyの後になんとかついていき、「気をつけて」と何度も注意していました。

2才の娘は、「気をつけて」と私が言うたびに「何で?」と聞くのです。

その度に、私は説明しなくてはいけません。

誰かにぶつかるかもしれないでしょ。

メロンにもう少しでぶつかりそうだったじゃない。

お母さん、疲れてきたから、Baileyにいつも気を配れないからよ。

「なんで?」と何回も聞かれると、次第に声のトーンが高くなり、言葉も短くなっていきました。自分の平常心を取り戻そうと、娘への接し方を変えることにしました。暴走している娘が少しでも落ち着くようにと彼女の肩に手を置いたのです。

なんとか大丈夫だと思った矢先、角を曲がった時、危うく中年の男性にぶつかりそうになりました。

慌てて私は娘の服をつかみ、「Bailey、前に気をつけて」と言いました。

すると娘は「なんで?」とまた聞くんです。

私はため息をつき、「たった今、男の人があなたのすぐ前にいたじゃない。もう少しでぶつかるところだったでしょ。」と答えました。

娘はさっきぶつかりそうになったことは気にもとめていません。私も娘がカートを押すのを止めませんでした。

「なぜ?」これはBaileyが言ったのではありません。私の目は釘付けになりました。

男の人です。私たちを見てニコニコしているのかと思えば、自分が言った冗談にくすくす笑っていました。

私のけげんな表情に彼は気づき、笑うのをやめました。私が笑うような状況でないのが分かった様です。「笑いませんよ。状況が分かりますよ。」と彼は言いました。

そして彼の後ろにいた中学生くらいの子どもに手で合図していました。

私も正気に戻り、笑いに加わりましたが、何度も聞く子どもにどう対応したらいいかと考えたこともありませんでした。自分のしつけが子どもには一番だと思いこんでたのです。私の子どもは何をしでかすか分からないんですから。

子どもに「なんで?」と聞かれた時、間違った対応をしているかもしれません。

知らない男性からの親切なコメントに私は過剰なまでに反応してしまいましたが、これは私にとって警鐘となりました。私はこの警鐘が必要でした。

毎日の様に「なんで?」と聞かれても、最初のうちは辛抱強く、「なんで?」の質問に答えていたことに気づきました。自分の娘ということになると、落ち着いて対応できたのです。時には面白いたとえ話をして、分かりやすく説明していました。

でも5回も10回も20回も「なんで?」と聞かれると、もう我慢も限界です。毎日、「なんで?」と何度も聞くだけでなく、同じことにも「なんで?」と聞いてくるのです。

  • 2階に来る時には、ベビーゲートを閉めてね。「なんで?」
  • もう寝る時間よ。「なんで?」
  • 歯磨き粉は歯を磨くためのものよ。食べるものではないのよ。「なんで?」

「なんで?」と聞く娘との私のやりとりを笑った男の人の出来事があった週まで、私は「なんで?」と私の娘に聞かれた時、彼女が実際に何を聞いていのたか誤解していました。

私の娘は私に正しい答えをして欲しいと思っていなかったのです。正しい答えをしても、また同じことを聞くんですから。

娘が私に望んでいたのは、彼女が自分で答えを見つけられるように導いてもらうでした。

「なんで?」と聞く子どもに効く魔法の答え方

このことにはっと気づいて以来、反射的に娘の「なんで?」に答えなくなりました。

その代わりに、娘に「なんで?」と聞かれた時に新しい答え方をするようになりました。これによって以前、ご紹介した娘がマジックで部屋のあちこちに落書きをした時の様なもっと重要な出来事に気を配れるようになりました。そして、毎日の「なんで?」の数を劇的に減りました。

さらに「なんで?」と娘が言うのを耳にしても、Baileyは自分で答えを探すようになりました。

もし子どもの「なんで?」にうんざりしていて、「私がそういったからよ。」と言いたくなければ、次の様に答えてみて下さい。

「なんでか自分で考えてごらん。分かったら、お母さんに教えて。」

こう答えたら、子どもの説明を待ってみて下さい。初めのうちは子どもは少しサポートが必要かもしれません。そんな時は子どもが答えを見つけられ、幾つか質問をしてみて下さい。例えば、こんな質問をすることができます。

  • どうなると思う? もしベビーゲートを開けっ放しにしていたら、どうなると思う?あなたの妹が階段から落ちてしまわないかしら?
  • 思うでしょ?  寝る前にベットの上で飛び跳ねていたら、眠気がどこかにいってしまうと思わない?
  • 知っているでしょ? 家でどこに食べ物を置いているか知っているでしょ?歯磨き粉を置いておく場所に食べ物を置いている?

「なんでか自分で考えてごらん。分かったら、お母さんに教えて。」

という答え方をすることから始めてみて下さい。

答え方を変えることによって、この数週間、救われています。子どもに「なんで?」と聞かれて、冷静さを失ったこともあるのに、今では子どもに「なんで?」と聞かれても、落ち着いて、明るく答えています。

「なんで?」と聞かれたら、答える責任を放棄するのです。

そして「なんでか自分で考えてごらん。分かったら、お母さんに教えて」と答える時には、落ち着いて言うことが大切です。

もし歯を喰いしばいながら答えたり、ため息をついたり、怒りっぽく答えたら、うまくいかないのです。子どもに魔法をかけるためには、子どもが答えを言うのを喜んで聞かなくてはいけないのです。子どもは直感で理解します。もし私たちが本当に答えを聞きたいと思っていなければ、子どもたちは自分で答えを見つけようとしないのです。そうなったら、1日に何度も「なんで?」と子どもが言うのに答え続けるのを楽しむしかありません。

私自身、ある日、怒った口調で娘の「何で?」に答えてしまいました。すると娘は心を閉ざしたのです。私に答えようともしませんでした。声かけの魔法は効かなくなってしまいした。なんと振り出しに戻ってしまいました。しかたなく数日おいて、「なんでか自分で考えてごらん。分かったら、お母さんに教えて」と答えてみました。この時には本当に答えを知りたがっているように、そして攻撃的でないように言いました。ラッキーなことに、数日前の傷は消えていました。魔法がまた効きました。

幾つか注意点があります。

  • 子どもたちの頭はいつも考えています。子どもたちが答えを考えている時、辛抱強く待っていましょう。思っている以上に答えに時間がかかることがあります。子どもたちが答えを自分で見つけられるように、上に挙げたようなフォローアップの質問をしてあげることもできす。でも時には答えを待っている方がうまくいきます。
  • ボディーランゲージが鍵です。腕を組んだり、顔に不快感を出していたら、この声かけはうまくいきません。答えを待っている間、首をすこし横に傾けるのも1つの良い方法です。子どもは私が首を少し傾けていると、子どもの答えに興味があると思うんです。(これは私の友人のLaurenから教わりました。彼女は「言葉を使わないで、子どもにどう人の話しに耳を傾けさせるか」という記事にたくさんの役に立つ情報を載せています。)
  • フォローアップをしなくてはいけないかもしれません。お子さんはこのとてつもなく大きな世界がどんなものか分かろうとしている最中です。このため最初のうちは、子どもたちの答えは的を得ていないかもしれません。彼らの答えが的を得ていなくても、何か共感できるものを探してみて下さい。そして望ましい答えとなんとか結びつけるのです。例えば、歯磨き粉を食べてはだめと子どもに分かってもらう場面で、子どもは「歯磨き粉はおいしくないから。」と答えるかもしれません。そんな時、「それに、歯磨き粉には体にいいビタミンとかも入っていないね。食べ物には体が必要なものが含まれているね。それにもしたくさん歯磨き粉を飲み込んだら、お腹が痛くなるかもしれないね。」という様な説明も加えることができます。
  • 子どもの接し方は子どもによって変わります。ご紹介した方法は私の子どもやこの方法を紹介した私の友人の子どもの場合にはうまくいきました。でも子どもは一人、一人、異なります。この方法が皆さんの子どもにとってうまくいくか保証できません。どうぞ数日この方法を試してみて、どうなるかみてみて下さい。最悪の場合には、状況は前と変わらないかもしれません。もしうまくいけば、「なんで?」と聞かれる数が劇的に減るでしょう。

この答え方をしても、できないことがあります。

この答え方が魔法でも、スーパーで子ども用のカートを子どもが押している時、子どもが何かにぶつかったりして怪我することを止めることはできません。

私の様に子ども用のカートに愛憎入り交じった感情を持っていませんか?子どもの後ろについていく時に感じるフラストレーションをなくすための秘密の方法があれば教えて下さい。

秘密の方法が分かるまでは、Baileyにカートは思っているほどおもしろくないと思ってもらるようにしようと考えていました。でも、いろいろ考えた末、スーパーで子ども用のカートを押したいと娘が言ってきたら、毎回、彼女の機嫌を取ろうと思います。

なぜなら子ども用のカートを押したいと言わなくなる日が来るからです。その時には、私が「Bailey、カートを取ってきたら。」と聞くようなっているでしょう。

娘は鼻にしわを寄せて、「お母さん、いいの。」と答えるのです。そん時、私の心に3つのことが思い浮かぶでしょう。

  1. 今、「お母さん」と呼んだ!?
  2. 私の娘は子ども用のカートを押したがらないほど大きくなってしまったのかしら?
  3. 「なんで?」と聞いていた時がなつかしい。

私がひどい泣き顔をしてカートを押しているのを見かけるかもしれません。でも驚かないで下さい。私の娘が私を知らないかの様に後ろからついてきているので寂しいんです。

 


http://idealistmom.com/kids-asking-why/

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