今回は2つのArduino間でSPIによるデータ送受信プログラムを紹介します。前回紹介したI2Cと同様に、クロック信号を持ち、シリアル通信と比べてノイズに強い通信方式です。ArduinoでSPI通信をするためのポートやライブラリの使用方法などについて説明します。 SPI通信の概要 マイコンレベルのデータ通信インタフェースとして、SPI(Serial Peripherial Interface)は1987年に開発されました。I2Cと同様に、コンポーネントはマスターかスレーブの役割を持ちます。マスターはクロック信号(シリアルクロック-SCL)を生成します。このクロックのタイミングに合わせてデータ通信を行います。ただし、I2Cバスとは異なり、データの送受信それぞれを専用の通信線で行います。マスターからスレーブの方向の通信線MOSI(Master … [もっと読む...] about Arduino初心者編:SPI通信によるArduino間のデータ送受信
アーカイブ 8月 2020
Arduino初心者編:I2C通信によるArduino間のデータ送受信
前回紹介したシリアル通信はクロック信号がないため、ノイズによる干渉の影響を受けやすいという欠点があります。これを改善するため、フィリップスという会社がI2Cインタフェース(「アイスクエアドシー」または「アイツーシー」と読みます)を開発しました。今回は2つのArduino間でI2Cによるデータ送受信プログラムを紹介します。 I2Cの概要 I2Cは「Inter-Integrated … [もっと読む...] about Arduino初心者編:I2C通信によるArduino間のデータ送受信
Arduino初心者編:シリアル通信によるArduino間のデータ送受信
汎用の入力端子・出力端子は扱い易いですが、複雑なデータ(センサの測定値や液晶画面に表示するテキストなど)を送受信することは簡単ではありません。Arduinoには複雑なデータを送受信するための通信インタフェースがいくつか装備されています。今回は、その中でも一番基礎的なシリアル通信の通信方式やプログラミング方法について紹介します。 概要 シリアルインターフェースはコンピュータ同士がデータの送受信を行う最も古い方法の一つで、1960年代に開発されました。 RS-232(RS - … [もっと読む...] about Arduino初心者編:シリアル通信によるArduino間のデータ送受信