前回とは別のセンサを用いて、異なる通信インターフェースでのセンサの読み取りに取り組みます。また、プロトタイピング用のモジュールを使用して、配線作業をより簡単に行います。 ブレッドボード上でのXBee Explorerモジュールの代わりに、図1に示すような、XBee Grove Development Boardを使用します。この基板はXBeeモジュールを取り付けて使用しますが、基板上に6つのGroveコネクタ、ボタンスイッチやLEDなどが実装されています。この基板についての詳細はDigiインターナショナル社のwebページにある資料をご覧ください。 図1 XBee Grove Development Board Groveは、Seeed … [もっと読む...] about XBeeモジュールとBMP280センサを使用してデータ収集する
アーカイブ 5月 2021
XBeeモジュールでMicroPythonを使ってセンサを読み取る
前回に続いて、XBeeモジュール上でMicroPythonスクリプトを動作させて温度センサTMP36から温度を読み取り、ネットワーク上の別のXBeeモジュールにデータを送信してみます。センサの読み取り用と、データを受信用に計2つ、XBeeモジュールを使用します。 この例では、センサノードにはシリーズ3のXBeeモジュールが必要です。コーディネーターは前セクションで設定したXBeeモジュールがそのまま使えます。 センサノードの設定 センサノードとして使用するXBeeモジュールは、APIファームウェアが書き込まれた、エンドデバイスかルーターで、MicroPythonが実行できるよう設定して使用します。 表1のように設定します。先ほどと同様、設定値はすべて16進数で入力し、設定値を変更したら、「Write」ボタンをクリックしてXBee … [もっと読む...] about XBeeモジュールでMicroPythonを使ってセンサを読み取る
XBeeモジュールでセンサを読み取る:センサノードの設定と測定
XCTUアプリケーションを使用してセンサノードをテストし、データを観察します。センサネットワークを構築する前に、センサの読み取りだけをテストする、という手順で進めます。このように、センサネットワークにつなぐ前にセンサノードごとに動作テストを行う方法をお勧めします。いきなりたくさんのノードが同じネットワーク上で動作する状態を作ってしまうと、動作確認や不具合の修正に膨大な時間と労力がかかってしまいます。 このセクションでは、片方のXBeeモジュールで読み取った温度センサの値を、ネットワーク上のもう一方のXBeeモジュールに渡す、ということを試みます。 センサノードの設定 センサノードとして使用するXBeeモジュールは、APIファームウェアを書き込み、ルーターかエンドデバイスに設定します。 XBeeモジュールをUSBアダプタでPCに接 … [もっと読む...] about XBeeモジュールでセンサを読み取る:センサノードの設定と測定
XBeeモジュールでセンサを読み取る:ハードウェア作製編
前回は、センサネットワークをどのようにして形成するか、ノードの種類、センサネットワーク上での役割について触れました。このセクションでは、XBeeモジュールを使って実際にセンサのデータを読み取る方法を紹介します。 XBeeモジュールでセンサを読み取る XBeeモジュールでセンサを読み取るには、 XBeeモジュールを設定してセンサをサンプリングする … [もっと読む...] about XBeeモジュールでセンサを読み取る:ハードウェア作製編
XBee無線ネットワーク:XBee-ZBメッシュネットワークの構築②
前回に引き続き、XBee-ZBメッシュネットワークを構築し、ブロードキャストアドレスにパケットを送信します。ページの最後にはうまく動かないときの対処法(チェックリスト、よくあるトラブル)を書きましたので、参考にしながら読み進めてください。 ネットワークのテスト いよいよ実験開始です。順番にXBeeモジュールの電源を入れていきます。まずコーディネーター、続いてルーターの順番に電源を入れ、各モジュールとターミナル接続します。このチュートリアルでは、ターミナルモードを使用して3つのモジュールを1台のPC、XCTUアプリケーションに接続します。 ネットワークが正常に構築されたかは、XCTUアプリケーションでネットワークマップを表示して確認します。XCTUアプリケーション右上のネットワークボタンをクリックし、次にスキャンボタンをクリックします。 … [もっと読む...] about XBee無線ネットワーク:XBee-ZBメッシュネットワークの構築②