センサはいろいろな種類がありますが、どんなものにも誤差が生じます。この誤差をできるだけ小さくするために、キャリブレーション(校正、調整)を行います。例えば、ライントレースカーの場合だと、床材が異なると反射率も異なるので、その環境下でデータを取って、制御閾値を調整する必要があります。このようなセンサデータを処理プログラムする方法を紹介します。 起動時にキャリブレーションする方法 起動時時に実行されるsetup関数内で、基準となるラインを計測して、それをもとに閾値やヒステリシスを設定します。 ヒステリシスについて、簡単に説明します。例えば、照度センサの閾値を500に設定して、500以下だとLEDを点灯、501以上だとLEDを消灯するプログラムを作るとします。照度センサから入力される値は、常に微小に上下しているため、500や501といった値 … [もっと読む...] about ArduinoでSTEM教育 基礎編:センサのキャリブレーション