XBeeを初めて学ぶにあたり、XBeeとは何かについて説明します。また、XBeeは様々な種類があるので、目的に合った製品を選択できるように、どのようなモジュール(シリーズ1~3、スタンダード、プロ)やアンテナの種類があるかについて説明します XBeeとは XBeeは無線を使用したデータ通信を行うモジュールです。2.4GHzの電波を用いて、独自のプロトコルでモジュール同士の通信を行います。 XBeeモジュールは非常に小さく、大きな切手ほどの大きさしかありません。計測用センサユニットのような小さなものにも無理なく組み込めます。また、低消費電力で動作するのも特徴で、スリープモードの設定をすればさらに消費電力を削減できます。 XBeeモジュールはマイクロコントローラではありませんが、ごく簡単な処理ならば行うことができます。スリープ機能も … [もっと読む...] about XBee無線ネットワーク:XBeeモジュールの選び方
アーカイブ 11月 2020
Raspberry Pi はじめてのラズパイ:サーボモータを制御する
モーターのシャフトの回転角度を正確に制御したい場合には、サーボモーターも使用できます。サーボモーターは電子制御回路とシャフトの位置を検出するための部品が内蔵されており、どの位置にいても間違いなく目的の位置に移動させることができます。モーターが自分で基準点を持っているので、基準点のスイッチや外付けのセンサーがなくても位置を判断できます。 サーボモーターの原理 サーボモーターはここまでで紹介したモーター(ブラシ付き/ブラシレスモータ、ステッピングモータ)とは異なり、連続回転させることができません。多くのサーボモーターはシャフトを0~180°の範囲で回転させる仕様になっています。(一部、図1のSG90-HVのように連続回転させられるサーボモーターもあります。) メーターの針や自動車のワイパー、踏切の遮断機のように、同じ範囲を行ったり来た … [もっと読む...] about Raspberry Pi はじめてのラズパイ:サーボモータを制御する
Raspberry Pi はじめてのラズパイ:ステッピングモータをA4988ドライバで制御する
ステッピングモーターの原理 前回の記事で紹介したモーターは、電気エネルギーを回転運動に変換するように作られたものです。シャフトの回転速度は制御しやすいですが、角度にして何度回転させるかという制御や、正確に何回転させるといった制御は難しく、精度を求めるのも難しいという問題があります。 「正確に〇度回転させる」場合や「正確に何回転させる」場合には、ステッピングモーターを使用します。ステッピングモーターは正確な角度で回転させることができ、停止した位置でブレーキをかけておくこともできます。 こうした回転制御を行うために、ローターの永久磁石とステーターの電磁石が歯車のように細かく作られていて、ローターの磁石とステーターのコイルとは円周上の同じ位置にはなく、わずかにずらして配置されています。 ステーターのコイルのうち一つに電流が流れると … [もっと読む...] about Raspberry Pi はじめてのラズパイ:ステッピングモータをA4988ドライバで制御する
Raspberry Pi はじめてのラズパイ:ブラシ付きモータとブラシレスモータを制御する
ラズパイから出力された電気信号を、物理的な動き(回転運動や直線運動)に変換する電気部品を、アクチュエーターと呼びます。モーターやソレノイド(電磁石)が代表的な例です。それぞれ、様々な仕様のものが市販されています。今回は、ブラシ付きモータ(DCモータ)とブラシレスモータの動作原理、ラズパイとの接続、プログラミングについて紹介します。 ブラシ付きモーター モーターは電力を機械的な力(回転力)に変換します。モーターにはさまざまな種類・構造のものがありますが、まずはもっとも一般的なブラシ付きモーターについて解説します。 リレーと同様に、モーターはコイルに電流が流れると磁場が発生する、という現象を応用した電気部品です。磁場の方向(N極・S極)は、電流の流れる方向によって決まります。電流の方向が逆になれば、磁場の方向も逆になります。 ブ … [もっと読む...] about Raspberry Pi はじめてのラズパイ:ブラシ付きモータとブラシレスモータを制御する