子どもたちに教えるべき7つの重要なSTEMスキル

子どもたちに教えるべき7つの重要なSTEMスキル

21世紀型学習とキャリアにおいて最も重要だと思うスキルについてSTEM教育の専門家7人に尋ねた。

将来の成功のために生徒たちはどのスキルを身につけるべきだろうか?我々はSTEM教育の指導者7人に、今は思いつきもしない仕事に子どもたちが将来、就くために学校の先生が生徒にどのスキルを教えたらいいかについて尋ねた。

インタビューに答えてくれた指導者のほとんどは、幅広いスキルが大切だと回答した。しかし彼らに将来のSTEMの分野で最も重要だと思うスキルを1つだけ選んでもらうようにお願いをした。

この結果、指導者が選んだスキルは「創造性」から「統計力」まで多岐に渡ったが、どのスキルも「ソフト」面に関するもので、また従来から重視されてきた学力に関するスキルばかりだったので驚いた。専門家が選んだスキルは次の通りである。

1. 統計力

「生徒が学ばなくてはいけない特別な分野を選ぶとしたら、統計力だと思う。統計力はSTEMのすべての領域に応用できる。すべてのSTEMのキャリアに微積分学または物理の高いレベルは必要ではないが、統計力は必要なのだ。統計について深く理解していることは確率やエラー率、STEMの分野で解決したいあらゆるタイプの問題のほとんどの概念を理解することにつながる。」

テキサス州、ダラスにあるNational Math and Science InitiativeのGregg Fleisher学長

2. 問題解決力

「STEM教育の推進に現代スキルの概念は欠かせない。実際、雇用者は問題解決力について話題にしている。社会が問題解決力を求めているのだ。納税の手続きにも問題解決力が必要だ。実際、問題解決力は重要なスキルである。「現場では紙に書かれた問題を解くために習った微積分学は使わない。重要なのは、問題を解き、問題について考えるために私たちが習った、問題をについて考え、解く方法なのだ。」と現場の技術者は言っている。

—ワシントンD.C.のSTEM Education CoalitionのCEO、James Brown氏(原子力技術者としての教育を受ける)

3. 創造性

「創造性はシンプルだが同時に複雑でもある。生徒に創意工夫するようにいつも教えているわけではないのだ。しかし問題に取り組む時、異なる視点から問題を捉えなくてはいけない時もある。自由に回答できる質問を生徒にすることで、教師は生徒の創造性を伸ばすことができる。数学と科学では、生徒に異なるモデルを提示することができる。これによって生徒はどの様にしたら1つの考えにまとめることができるのかを考え、1つの考えにまとめるための様々なアイディアを得ることができる。時には、生徒にモデルを全く見せずに、自由に考えさせるのいいかもしれない。この場合、生徒は自分たちで答えを見つけなくてはいけない。生徒に「どうしてそう思うのか?」と聞いてみるのもいい。生徒に問題を解くためにしなくてはいけないことを熟考させ、そしてそれを説明させることは、生徒の創造性、そしてもう1つの重要なスキルである協調性を伸ばすことにつながる。

ボストンのLEGO Educationの教育スペシャリスト、Jenny Nash氏。(元中学教師・元教員養成講師)

4. 論証力

「論証することは主張を裏付けるために証拠を使うことである。STEMの分野では論証はデータにおけるパターンを見つけ、これらのパターンが何を意味するかを見つけ出そうとし、主張の裏付けにデータを使うために分析的、批判的思考スキルを使うことを意味する。このスキルはすべての分野に関わっている。例えば、小学校の理科の授業で音をたてる物(音叉やゴム製クッションにつけたスピーカーなど)を使った異なる実験を生徒にたくさんさせると、生徒は実験の結果からデータを集めることができる。そして彼らは集めたデータを使って音は振動によって生じるという論証をすることができるのだ。」

ウィスコンシン州、オシュコシュにあるウィスコンシン大学科学教育部のEric Brunsell准教授(教員養成プログラムディレクターも兼任)

5. 知的好奇心

「組織に加わり、同じ任務をずっとこなす時代は終わった。多くの人たちは任務を2年間だけ担い、2年語には異なる仕事をするようになっている。これが現代のキャリアの道の本質なのだ。学問の内容を身につけること以上に、それぞれが革新的になり、失敗から学び、前進し続ける必要がある。分野を超え、異なる分野を結びつけるためにうまく質問できるようにならなければならない。そして人々は生涯、学び続け、知的好奇心をもって物事について理解しようとしていかなければならない。」

ワシントンD.C.STEMconnector®のヴァイス・プレジデント兼最高戦略責任者、Ted Wells

6.データを重視した意思決定

「生徒は考えたり、感じたことだけでなく、最善のソリューションを裏付ける科学的なデータを基に決定しなければならない。STEMの分野でキャリアを積んでいかなかったとしても、どの様に最善のソリューションを裏付ける科学的なデータを基に決定したらいいのかということを知ることはすべての人にとって必要である。そして生活の中で充分な情報に基づいた決定をするためにデータをどの様にに使うかを知る必要がある。」

—テネシー州のナシュビルにあるHarpeth Hall Schoolの女子のためのSTEM教育のセンター長、Stacy Klein-Gardner氏。(生体医工学者でもあり、ヴァンダービルト大学で教職にも就く。)

7.融通性

「今、人々は新しい需要と新しい状況にすばやく応じることが求められている。そしてデータを巧みに扱うための数量的スキルを身につける必要もある。さらに明確にコミュニケーションをとることができるようにもならなければならない。私自身は全面的に賛成していないが、誰もが必要としている幅広い一連のスキルがある。製造業で働く人たちに目をむけてみよう。彼らはこれまで彼らがしていたことには長けているが、今では求人市場で生き残るために新しいスキルの一連を身につけることが必要になっている。これは定年前によく起きるが、製造業で働いていた人たちが統計やテクノロジー、品質管理についても知らなくてはいけないようになっているのだ。自動化された生産技術が問題なく機能することを保証するためにプログラミングやシステムについて理解しなくてはならない。こうしたことに生徒が対応できるようにするために教師は学校で生徒に適切な問題を提供しなければならない。この問題を解くために生徒は様々な分野の知識やスキルを使わなければならない。」

ワシントン州のChange the Equationの最高執行責任者兼研究長、Claus von Zastrow

 


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