MakeyMakeyを使用して、足で踏んで操作するコントローラを作成しました。これをScratchゲームと組み合わせて使うと、指先だけではなく、全身を動かして遊ぶことが出来ます。今回紹介するコントローラを参考に、是非、オリジナルのコントローラを作ってみて下さい。
MakeyMakeyとは
MakeyMakeyは、バナナや鉛筆で書いた絵で、キーボードやマウスの入力を代替するデバイスです。文章で言われてもよくわかりませんよね。MakeyMakeyのHPを覗いてみて下さい。 PCとの接続はUSBケーブル一本です。Makeyakeyの矢印キーやスペースキーの部分をクリップで挟んで、その先を導体に接続します。その導体がMakeyMakeyのGND(EARTH)と接触することで電流が流れて、対象のキーが押されたと判断されます。導体とGNDの接触は、人体を通してもOKです。つまり、GND端子を左手に持った状態で、導体を右手に持つと、対象のキーが押されたと判断されます。MakeyMakey Classicは、基板の裏側にも端子があり、他のキーにも割り当て可能です。また、キーのリマップも可能なので、自由度は高いと思います。
材料
- Makey Makey Classic
- 板
- アルミホイル
- はさみ
- セロテープ
- ビニールテープ(絶縁テープ)
- アルミテープ(アルミホイルでも代用可能)
アルミホイルを切る
足で踏む部分のアルミホイルを板のサイズに合うように、適当なサイズで切って下さい。また、アルミホイルをクリップではさみたいので、アルミホイルを丸めて、棒状のものを作って下さい。
アルミホイルを貼る
それが出来たら、板にアルミを貼り付けます。ボードは何でも構いません。例えば、ダンボールや木の板など。ただし、足で踏んで遊ぶので、滑らないように板の裏に滑り止め用のゴムを貼り付けたほうが良いでしょう。子供は ゲームを始めると興奮して動きが激しくなるため。今回は、家の中で眠っていたWiiFit(任天堂のゲームコントローラ)ボードがありましたので、それを使いました。
アルミホイルをテープで貼り付けるとき、足で踏む部分にはテープを貼らないで下さい。通常のテープは絶縁性があるため、テープを貼ると足で踏んでも電気が流れません。
アルミホイル貼り1 アルミホイル貼り2 アルミホイル貼り3
この状態でも遊ぶことが出来ます。MakeyMakeyの左矢印と板の左側のアルミホイルをワニ口クリップで挟みます。同様に、右側矢印もワニ口クリップを接続します。GND端子にもワニ口クリップを接続して、それを手で持ちます。この状態で、アルミを貼った板を踏めば、体を通して電気が流れ、矢印キーが押されたのと同じ状態になります。
MakeyMakeyの接続 GND手持ちのMakeyMakey足踏みコントローラ完成
絶縁テープを貼る
ワニ口クリップを持ちながらだと、遊びに集中し難いです。とくに、小さい子供は遊び始めると動きが激しくなるので、ワニ口クリップを振り回して壊してしまう恐れがあります。。
そこで、足踏みアルミ部分にGND端子用のアルミテープを縞々に貼ります。そのままアルミテープを貼ると、矢印端子とGND端子がショートしてしまい、常に矢印端子が押された状態になってしまいます。それを防ぐため、まずは絶縁テープをはります。一般的なビニールテープであれば、絶縁性があります。
絶縁テープを貼るときは、テープを貼る間隔に注意して下さい。小さい子供は足も小さいので、間隔が広すぎるとそこに足置いたときに、MakeyMakeyが反応出来ません。
絶縁テープ(ビニールテープ)を貼る 絶縁テープ貼り付け完了
アルミテープを貼る
ビニールテープが貼り終わったら、その上にアルミテープを貼ります。アルミテープはビニールテープからはみ出さないように貼って下さい。貼り終わったら、GND端子とワニ口クリップで接続して下さい。
アルミテープを貼る 左右にアルミテープを貼る ワニ口クリップ用のアルミを貼る MakeyMakey足踏みコントローラの完成
Scratchゲームで遊ぶ
それでは、実際に遊んでみましょう。以前に作成したScratchゲーム「MakeyMakey Great Save!」(詳細記事はこちら)で遊んでみました。子供は靴下を履いたままプレイしていますが、私は靴下を脱がないとプレイできませんでした。子供は汗で靴下が湿っていたため、導通したのだと思います。
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